大瀧詠一 Cover Book I-大瀧詠一カバー集Vol.1(1978-2008)-価格: 2,100円 レビュー評価:4.0 レビュー数:5
もともと歌っていた人と違う人がその歌を歌うというのをカバーと言うのなら、この20数年は誰でもカバーできる時代になったのだよなあ、カラオケってそんなもんだよなあと、そんな時代に敢えて「カバー」と名付けて歌うというのはどんな意味があるのか。なんてことを考えながらこのCDを聴いていたら、ライナーノートで湯浅学氏が同じようなことを書いていた。そして氏は「カヴァーとは解読である。私にはこの曲がこう聴こえる、という意思表示である。そこに作者の意図せぬ作品の潜在的使命が浮かび上がることがある。それが解読による解毒を生むこともある」と語っている。昨今巷にあふれるカバー曲がどの程度こうしたことを意識して作られ